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rain* ~BL only~

BLオリジナル小説オンリーブログ。 やおいが生き甲斐。BLは浪漫です!!

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『 No number 』

「No number」





「雨音が聞こえる」番外編。

あきらと隼人と秀也の、ちょっとその後です。







■ 01

■ 02

■ 03

■ 04







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No number 04

学園祭は、夕暮れとともに終わりを告げた。


「ここにいたの」
笑いを含んだ優しい声を背で聞き、自然と、頬に笑いが染みる。
嬉しい。

あきらの声が、明るい。




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No number 03

「―――俺、あきにキスしたことがある」

そう切り出した瞬間、初めて彼と視線が合った。
そしてその表情を見て、聞きたかったことのすべてが分かった。


こいつは、あきに、恋をしている。








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No number 02

その人のすべてが知りたいとは思わない。

でも、その人が秘めていることは、なぜか知りたい。
それが重いものならなおさら、一人で持たせたくないのだ。



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No number 01

初夏の、日差しがきつい午後だった。


保健室のベッドに横たわる、すこし白すぎる寝顔。
髪はやわらかな茶。
日に透け、紅茶の色にうつるそれに縁どられ、彼は目をつむっている。
ここへ運んだのは自分だ。
授業中だということもあり、保健医のすがたは見えない。

そう、だからこの罪に、目撃者はいなかった。


ただ罪びとだけが、己の犯したことをわすれない。



あれから、3年が経っていた。



No number 君にはなせない物語




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